クレヨンの黄を麦秋のために折る 林桂 一面の麦畑…黄…黄…黄…その圧倒的な色の波を表現するため、クレヨンを折って、クレヨンの腹で描いたのだろうか。道具に愛着はあるが、表現欲が迸る。頭で考えていないのだ。心象風景を表すため、幼児が全てを忘れてお絵…

立秋は、8月7日から8月22日。残暑は厳しいけれど、少しずつ秋の気配を感じ始めている。同時に、夏の終わりも… Photo by Wildberry 昨年は、無我夢中で夏が終わったことにも気づかなかった。転機だった…と思う。あの時、逃げていたら、足を踏み出さなかったら…

餅肌や見えない滝で充ちている 田島健一 蟻が蟻越え銀行が痩せてゆく 接吻のまま導かれ蝌蚪の国 自動冷房青いさなぎになっている 死も選べるだがトランプを切る裸 ゆるく窪む人も枕も空豆も 緑はげます空間のサボタージュ Dua Lipa - Don't Start Now (Offic…

純白のマスクを楯として会へり 野見山ひふみ 今は、マスク売り切れ。こういう使い方はできないな…(´・ω・) + + + + 逢ふときは目をそらさずにマスク取る 仙田洋子 Taylor Swift - Getaway Car Audio

雪の速さで降りてゆくエレベーター 正木ゆう子 褒められて喜んでいる矢先… とてつもなく、大きなハードルが立ちはだかる… 内心の動揺を見抜くような目。 うーん…そう来たか。 雪をんな魂触れあへば匂ふなり 眞鍋呉夫 それまでの鍵置いてゆく雪女 中原道夫 Bi…

あけましておめでとうございます 夜中に目が覚めたら、バイオハザードシリーズを続けて放送してて、 つい見入ってしまい、そのまま眠れなくなったワイルドベリーです。(*'▽') 昨年より愛用中のフットマッサージャー。✨ 痛いほどぐいぐい絞られる一番強いモー…

クリスマスカロルとめねば繰返す 後藤比奈夫 昨日は、なんとなくクリスマスカラーの赤いコートを選んだ。気づいたら、最近は赤をよく身につけている…赤いバッグ、ヒールの裏の赤、赤い…秘密。 Justin Bieber - Drummer Boy (Audio) ft. Busta Rhymes

ひと待てば聖夜の玻璃に意地もなし 桂信子 レストランの待ちスペースにあった椅子、意外にちゃんと座れた。ただし、真ん中でないと無理。カップルが一緒に座ろうと試みていたけど、無理だった。。かなりデカイけど、一人用かな？こういう遊び心のあるデザイ…

池田 澄子 十句 じゃんけんに負けて螢に生まれたの ピーマン切って中を明るくしてあげた 太陽は古くて立派鳥の恋 人類の旬の土偶のおっぱいよ 戦場に近眼鏡はいくつか飛んだ 蔦紅葉ひとりのときは喋れない 此処あったかいよとコンビニエンスストアの灯 春灯…

長嶋 有 十句 見られれば歌うのやめる寒の開け 右頬に飴寄せたまま夏に入る ポメラニアンすごい不倫の話きく グランドピアノ真ん中のドはどれですか さかなに骨終わった恋にくよくよする 氷山のゆっくり氷山でなくなる 青嵐誘拐犯人のモシモシ 水筒の麦茶を…

強引なくせに中身はガラスだなんて反則じゃない…？ Official髭男dism - Pretender［Official Video］

花火の夜の眠り薬を分け合える 池田澄子 人はいつまでも同じではいられない 男憂し夜去りつ方を汗のシャツ 澄子 幻想にも賞味期限があるのだろうフィナーレのスターマインが打ち上がり始める… ファーストキッスのあと立てなかった遠花火 澄子 m-flo / EKTO M…

☘ Photo by Wildstrawberry ☘ 「ふりむくな ふりむくな うしろには夢がない」 寺山修司 一つ…また一つ…と、しがらみが増えてゆく。この壁は越えられるのかどうか分からない。ゴールが見えない。 だけど、背負うものがある。それを思えば何でも出来る…はず…過…

ホームに立つていた 昨日ずつと一緒だつた表情 眼差し声 匂い感触…噛みしめて物想いにふける 柱の影に立ち キャリーケースを横に置いたら向かいのホームに見るともなしに視線をやる カップルがベンチに並び楽しそうに笑い合つている… …メロディが鳴つた もう…

椿落つ砂金のやうな音立てて 夏井いつき 痛いほど鮮やかなままで。言葉のように、そこにある。 椿の夜あたまが邪魔でならぬかな 鳴戸奈菜 …気にしたら、負け。。 ゲスの極み乙女。「もう切ないとは言わせない」

初潮以降春は桜が咲いて散る 池田澄子 失敗しないように 慎重になつて わくわくしない時間を過ごすのはいやなんだ 間違えたつていいじやん 先のことは誰にもわからない

若草にきれいに坐るつまらなし 高柳克弘 うん、つまらなし・・・♪ 私の居場所をずっと探し続けていたのかもしれない。綺麗に坐っていなければ、居場所はなかったのだ。 見つけた。

子供のころ人間には子供という種類と大人という種類がいて別の生き物なんだと思つていた 母の鏡台の口紅をこつそり塗り三面鏡で横顔を増やし 台にのぼつて視界を高くすると不思議な別世界の大人という生き物になれた気がした ある日自分も大人になれることを…