「天気の子」…珈琲にレモンver.
映画『天気の子』を観に行って来ました。
面白かったです。
思い付きで出かけたので、下調べなし!
本当は、『東京喰種トーキョーグール【S】』を観ようと思ってたんだけど、実写版ということで少々迷い(出来ればアニメで観たい…)、「天気の子」も観たかったので、こちらに。
「あの光の中に、行ってみたかった」
高1の夏。離島から家出し、東京にやってきた帆高。
しかし生活はすぐに困窮し、孤独な日々の果てにようやく見つけた仕事は、
怪しげなオカルト雑誌のライター業だった。
彼のこれからを示唆するかのように、連日降り続ける雨。
そんな中、雑踏ひしめく都会の片隅で、帆高は一人の少女に出会う。
ある事情を抱え、弟とふたりで明るくたくましく暮らすその少女・陽菜。
彼女には、不思議な能力があった。
↑公式サイトより引用。
「君の名は」に続く、新開監督の新作。
今度は、ガラッと違う作品かと思いきや、ところどころ前回と似たテイストに感じました。
ネタバレになるので、あまり言えませんが、〇〇に〇〇ところとか、〇〇〇へ〇〇するところとか…
そして、「君の名は」に出ていた登場人物が、「天気の子」でも、チラリと登場します。伏線的な感じではなく、さりげなーくでしたが、その後の人生が垣間見えたのが嬉しい。
あと、小栗旬さんが声優さんとして出演なさっていて、上手かった…。ご本人とイメージが違う感じがして、クレジットで名前が出るまで気づきませんでした。
大画面で美しい絵とRADWINPSの楽曲…凄くマッチしていて、楽しめました。
ストーリーの壮大さで言うと、前作の方が凄かったかな?と思うけど、逆にこのスケールが私には身近に感じられて良かった。人間ってこういうものじゃないかと。
映画館で買ったコーヒー、エラく酸っぱいなぁ~と思ったら、連れのレモンティー用のポーションを間違って投入していた。これも人生か…
という訳でレビューおしまい♪
ピエール・ドゥ・ロンサール
Pierre de Ronsard
丹精込めた薔薇が次々に咲き始めました。
それぞれの花が、今、満開です…
このピエール・ドゥ・ロンサールは、ルネッサンス期のフランスの詩人の名前にちなんでいます。
微香性でロゼット咲き。フランス産。
クリーム色から、内側に向かうほどピンクが濃くなっていますが、このグラデーションが溜息が出るほど美しい…。
花弁の数も多く、優雅な大輪の花をぎっしりと咲かせます。
ダマスク系の微香性なのですが、これで香りも強かったら無敵でしょう~。
花言葉は、「美しい少女・淑やか・温かい心・一時の感銘・愛を待つ・恋の誓い・幸福・感謝」。気恥ずかしいぐらい、そのまんま…♬
近景に薔薇遠景にニヒリスト 喜田礼以子
プラットホーム
ホームに立つていた
昨日ずつと一緒だつた
表情
眼差し
声
匂い
感触…
噛みしめて
物想いにふける
柱の影に立ち
キャリーケースを横に置いたら
向かいのホームに見るともなしに視線をやる
カップルがベンチに並び
楽しそうに笑い合つている…
…メロディが鳴つた
もうじき新幹線が来る
荷物を持ち直して顔を上げた
新幹線がホームに滑り込んできた
溢れ出す乗客の波
波が引けた後
ゆつくりと乗り込んだ
荷物を収め
指定席に座る
その時
一人の男が
階段を駆け上がつてくるのが見えた
肩で息をしている男と
目が合つた
思わず席から立ち上がつて
凝視する
その瞬間
新幹線は動き出した
二人の距離…どんどん離れていく
やがて見えなくなつた
状況から見て
時間が作れる筈もないことは
わかつていた
男はこの一瞬の為に…
相当な無理をしたのだ
生温かいものが頬を伝う
やがて入つたトンネルの轟音に
嗚咽がかき消されてゆくのが
彼女にはありがたかつた