蔦紅葉ひとりのときは喋れない
池田 澄子 十句
じゃんけんに負けて螢に生まれたの
ピーマン切って中を明るくしてあげた
太陽は古くて立派鳥の恋
人類の旬の土偶のおっぱいよ
戦場に近眼鏡はいくつか飛んだ
蔦紅葉ひとりのときは喋れない
此処あったかいよとコンビニエンスストアの灯
春灯の灯を消す思ってます思ってます
アマリリスあしたあたしは雨でも行く
わが句あり秋の素足に似て恥ずかし
ビッケブランカ『秋の香り』(official music video)
秋は、次に来る冬についで好きな季節だ…
月面で月の女にもてて困る
長嶋 有 十句
見られれば歌うのやめる寒の開け
右頬に飴寄せたまま夏に入る
ポメラニアンすごい不倫の話きく
グランドピアノ真ん中のドはどれですか
さかなに骨終わった恋にくよくよする
氷山のゆっくり氷山でなくなる
青嵐誘拐犯人のモシモシ
水筒の麦茶を家で飲んでおり
くすぐるのなしね寝るから春の花
月面で月の女にもてて困る
「天気の子」…珈琲にレモンver.
映画『天気の子』を観に行って来ました。
面白かったです。
思い付きで出かけたので、下調べなし!
本当は、『東京喰種トーキョーグール【S】』を観ようと思ってたんだけど、実写版ということで少々迷い(出来ればアニメで観たい…)、「天気の子」も観たかったので、こちらに。
「あの光の中に、行ってみたかった」
高1の夏。離島から家出し、東京にやってきた帆高。
しかし生活はすぐに困窮し、孤独な日々の果てにようやく見つけた仕事は、
怪しげなオカルト雑誌のライター業だった。
彼のこれからを示唆するかのように、連日降り続ける雨。
そんな中、雑踏ひしめく都会の片隅で、帆高は一人の少女に出会う。
ある事情を抱え、弟とふたりで明るくたくましく暮らすその少女・陽菜。
彼女には、不思議な能力があった。
↑公式サイトより引用。
「君の名は」に続く、新開監督の新作。
今度は、ガラッと違う作品かと思いきや、ところどころ前回と似たテイストに感じました。
ネタバレになるので、あまり言えませんが、〇〇に〇〇ところとか、〇〇〇へ〇〇するところとか…
そして、「君の名は」に出ていた登場人物が、「天気の子」でも、チラリと登場します。伏線的な感じではなく、さりげなーくでしたが、その後の人生が垣間見えたのが嬉しい。
あと、小栗旬さんが声優さんとして出演なさっていて、上手かった…。ご本人とイメージが違う感じがして、クレジットで名前が出るまで気づきませんでした。
大画面で美しい絵とRADWINPSの楽曲…凄くマッチしていて、楽しめました。
ストーリーの壮大さで言うと、前作の方が凄かったかな?と思うけど、逆にこのスケールが私には身近に感じられて良かった。人間ってこういうものじゃないかと。
映画館で買ったコーヒー、エラく酸っぱいなぁ~と思ったら、連れのレモンティー用のポーションを間違って投入していた。これも人生か…
という訳でレビューおしまい♪
ピエール・ドゥ・ロンサール
Pierre de Ronsard
丹精込めた薔薇が次々に咲き始めました。
それぞれの花が、今、満開です…
このピエール・ドゥ・ロンサールは、ルネッサンス期のフランスの詩人の名前にちなんでいます。
微香性でロゼット咲き。フランス産。
クリーム色から、内側に向かうほどピンクが濃くなっていますが、このグラデーションが溜息が出るほど美しい…。
花弁の数も多く、優雅な大輪の花をぎっしりと咲かせます。
ダマスク系の微香性なのですが、これで香りも強かったら無敵でしょう~。
花言葉は、「美しい少女・淑やか・温かい心・一時の感銘・愛を待つ・恋の誓い・幸福・感謝」。気恥ずかしいぐらい、そのまんま…♬
近景に薔薇遠景にニヒリスト 喜田礼以子